手術を考える前に
鼻中隔弯曲症(鼻中隔湾曲症)とは
鼻の中には、左右の穴を分ける「仕切りの壁」があります。これを鼻中隔(びちゅうかく)といいます。この壁が曲がっていると、片方の空気の通り道がせまくなります。道路にたとえると、2車線の道の真ん中の壁がななめに倒れて、片方の車線がふさがれているような状態です。

まっすぐな壁
曲がった壁
この仕切りの壁は、前のほうは鼻中隔軟骨という軟骨、うしろのほうは篩骨垂直板と鋤骨(じょこつ)という骨からできています。その両面を、粘膜(ねんまく=鼻の中のやわらかい壁紙のような部分)がおおっています。
壁が左右のどちらかに曲がったり、出っぱったりしている状態を鼻中隔弯曲といいます。それによって鼻づまりなどの症状が出ているものを、鼻中隔弯曲症(びちゅうかく・わんきょくしょう)と呼びます。
「鼻中隔湾曲症」と表記されることもありますが、同じ状態を指します。
壁が曲がる主な理由は、成長期に軟骨と骨の伸びる速さがちがうことです。狭い枠のなかで軟骨が伸びると、逃げ場を求めて横にたわみます。そのため、弯曲はごくありふれた所見です。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の用語解説集には、「成人の80〜90%に弯曲がある」と記されています[^11]。子どもの頃に鼻を打ったことや骨折が関係することもあります。
弯曲がみられる割合
治療の対象になる条件
出典:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「Web用語解説集 2024年版 Ver.1」鼻中隔弯曲症の項
言いかえると、壁が曲がっていること自体は「異常」ではなく、むしろ多数派です。同じ用語解説集も、「症状がなく病的所見を引き起こさないものは疾患としない」と定義しています。
弯曲は8〜9割という高い頻度でみられますが、実際に手術が必要になる方はごく一部です。当院が手術をお勧めするのは、鼻づまりなどの症状があり、その原因が壁の曲がりにあると確認できた方だけです。
壁が曲がると、狭くなった側の通り道が細くなるだけではありません。広くなった側でも、下鼻甲介(かびこうかい)という「クッション」のようなふくらみが、すき間をうめるように大きくなります。
そのため、両側の鼻づまりを感じることがよくあります。「片側だけが曲がっているのに両方つまる」のはこのためです。
また、鼻の中の空気の流れが乱れると粘膜が乾燥し、鼻血や違和感の原因になることもあります。
どのような症状が出ますか?
- 鼻づまり——もっとも多い症状です。片側だけ、あるいは日によって左右が入れ替わるようにつまることもあります
- 口呼吸・のどの乾燥——鼻で息がしづらいために、口で呼吸するようになります
- いびき・睡眠の質の低下——朝起きたときの疲労感につながります
- においがわかりにくい
- 鼻血を繰り返す
- 鼻や額の重い感じ
- 副鼻腔炎を繰り返す
鼻づまりが慢性的に続くと、「これが自分の普通」と感じやすくなります。そのため、困りごととして気づかれにくいという特徴があります。鼻の通りがよくなってはじめて、それまで呼吸がどれだけ制限されていたかに気づくことがあります。
どのような検査をしますか?
- 前鼻鏡・鼻内視鏡——鼻中隔がどの方向にどの程度曲がっているか、下鼻甲介の腫れ具合、粘膜の状態、鼻茸の有無を確認します
- CT検査——骨と軟骨の形、副鼻腔の状態を立体的に把握します(CTは連携する施設で撮影します)
- 鼻腔通気度検査(必要に応じて)——鼻の通りを数値で測ります
- 問診票(NOSEスコア、SNOT-22など)(必要に応じて)——症状の程度を点数化し、手術前後の変化を客観的に評価します
- アレルギー検査——アレルギー性鼻炎が鼻づまりにどれくらい関わっているかを見極めます
壁の曲がりとアレルギーの両方が関わっている場合は、手術と薬の役割分担を整理してから治療方針を決めます。
まず薬で治療するのですか?
はい。壁の曲がりそのものは薬で治りません。
ただ、鼻づまりの原因には、粘膜の腫れが重なっていることが多くあります。鼻噴霧用ステロイド(点鼻の薬)で粘膜の腫れが引くだけで、十分楽になる方がいます。
そのため、まず1〜3か月程度きちんと薬物治療を行います。それでも残る鼻づまりに対して手術を検討するのが、標準的な流れです。
イギリスのNAIROS試験[^10]は、この「薬による治療」と「手術」を直接比べた研究です。手術のほうが有効だったことが示されました。
鼻中隔矯正術とは
鼻中隔矯正術(びちゅうかく・きょうせいじゅつ)は、この曲がった壁をまっすぐに整えて、空気の通り道を広げる手術です。
健康保険が使える手術です。当院では、眠っている間に終わる麻酔(全身麻酔)で、泊まらずにその日のうちに帰れる日帰り手術として行う予定です。鼻づまり治療の基本となる手術です。上でご説明した壁の曲がり(鼻中隔弯曲症)が、鼻づまりの原因のときに行います。
鼻の中には、真ん中の「壁」のほかに、壁の横で空気の通り道を調節している「クッション」のようなふくらみ(下鼻甲介:かびこうかい)があります。じつは、壁の手術を受ける方のほとんどは、このクッションを小さくする手術(下鼻甲介手術)もいっしょに受けます。
2つをセットで受けるのが、ふつうの形です。その理由は、あとの「手術はどのように行いますか?」でご説明します。
どんな方に向いていますか?
- いつも同じ側の鼻がつまる
- 点鼻薬や飲み薬を続けても、鼻づまりがよくならない
- 鼻がつまって口で呼吸してしまう。いびきをかく。眠りが浅い
- 検査で「壁の曲がりが原因」とわかった方(大人・18歳以上)
じつは、壁の曲がりだけでなく、粘膜のはれもいっしょに起きている方が多くいます。その場合は、下鼻甲介(かびこうかい)の手術を同じ日に行うこともよくあります。どの組み合わせがよいかは、検査をもとに一人ひとりにご提案します。
この手術の対象になるのはどんな方?(当院の適応)
当院は、成人(18歳以上)の方の日帰り手術を行うクリニックです。鼻中隔弯曲症については、鼻づまりが主な症状で、薬による治療でも改善しない方が手術の対象になります。18歳未満(小児)の手術は行っておりません(顔面の骨の成長が続いているため、原則として成長が終わってからの手術になります)。以下は国内外のエビデンスに沿った、当院の考え方です。
◎ 当院での日帰り手術をお勧めできる方
- 18歳以上の方
- 鼻づまりが主な症状で、鼻内視鏡やCTで鼻中隔の弯曲が確認されている
- 鼻噴霧用ステロイドなどの薬物治療を1〜3か月程度続けても鼻づまりが改善しない
- 鼻づまりのために睡眠の質が落ちている、口呼吸が習慣化している、日中の集中力が落ちているなど生活に支障がある
- 手術当日に付き添いの方が確保でき、帰宅後に安静を保てる環境がある
△ まず診察でご相談が必要な方
- 下鼻甲介の肥大やアレルギー性鼻炎を併せてお持ちの方 — 鼻中隔矯正術だけでは改善が不十分なことがあり、下鼻甲介手術の併施を検討します
- 慢性副鼻腔炎を併せてお持ちの方 — 内視鏡下鼻・副鼻腔手術との同時手術を検討します
- CPAP(睡眠時無呼吸の治療装置)をお使いの方 — 毎晩しっかり装着できている方は当院で対応します。装着が続いていない方は、全身麻酔の安全を優先して、入院設備のある医療機関をご紹介することがあります
- 外から見た鼻の形の曲がりも気になる方 — 外鼻の変形を含めて治す手術(鼻中隔外鼻形成術)は術式も保険適用の考え方も異なるため、目的を整理する必要があります
- 鼻血を繰り返す方、鼻の乾燥感が強い方
- いびきや睡眠時無呼吸が疑われる方 — 鼻の手術だけでは無呼吸は治らないため、別途の検査と評価が必要です
- 抗凝固薬・抗血小板薬を服用中の方(休薬の可否を処方医と相談します)
× 当院では対応できない方(他院をご紹介します)
- 18歳未満の方(小児)
- 妊娠中の方
- 鼻を打った直後・骨折の急性期の方 — まず外傷の評価と治療が優先されます
- 鼻中隔に穿孔(穴)がある方、過去の手術で鼻中隔の支持が弱くなっている方 — 再手術は難易度が上がるため、対応可能な施設をご紹介する場合があります
- 鼻中隔の曲がりの場所や程度によって、形成外科と合同で行う手術(内視鏡下鼻中隔手術Ⅳ型)のほうが適切と考えられる方 — 対応可能な施設をご紹介します
- 心臓や血管(動脈)の病気、肺の病気や重い喘息などの併存疾患があるなど、年齢や全身状態から日帰りではなく入院して全身麻酔の手術を受けるほうが適切と判断される方 — 麻酔科専門医が手術前に評価し、入院設備のある連携医療機関をご紹介します
※ 当院では全身麻酔で鼻中隔矯正術を行います。眠っている間に終わるため、手術中の痛みや音への不安がありません。なお、弯曲があるだけで症状がない方に手術はお勧めしません。手術は「曲がりを直す」ためではなく「症状をとる」ために行うものだと考えています。
- van Egmond MMHT, et al. Septoplasty with or without concurrent turbinate surgery versus non-surgical management for nasal obstruction in adults with a clinically relevant septal deviation: a pragmatic, randomised controlled trial. Lancet. 2019;394(10195):314-321.
- Carrie S, et al. Clinical effectiveness of septoplasty versus medical management for nasal airways obstruction: multicentre, open label, randomised controlled trial (NAIROS). BMJ. 2023;383:e075445.
- 日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会. 鼻アレルギー診療ガイドライン2024年版(第10版). 2024.
CPAP(シーパップ)をお使いの方へ
睡眠時無呼吸症候群の治療で、CPAP(マスクから空気を送りこむ装置)をお使いの方がいます。鼻の通りが悪いと、送られてくる空気がうまく通らず、「マスクが苦しくて続かない」となりがちです。
海外の7つの研究(あわせて82人)をまとめた解析があります。鼻の手術のあとに、CPAPに必要な空気の圧力が平均11.6から9.5(単位はcmH2O)へ下がりました。
装置を使う時間が一晩あたり平均3.0時間から5.5時間にのびた、という報告もあります(33人での結果)[^8]。鼻の手術で睡眠時無呼吸そのものが治るわけではなく、CPAPをやめられるという意味でもありません。ただ、「CPAPがつらくて続かない」原因が鼻づまりにある方では、壁の曲がりを直すことがCPAPを続けやすくする助けになることがあります。CPAPの使いにくさにお悩みの方は、診察のときにお聞かせください。
なお、当院で日帰りの全身麻酔手術をお受けいただけるのは、CPAPを毎晩しっかり装着できている方です。装着が続いていない方は、入院設備のある医療機関をご紹介することがあります。
CPAPを使えた時間(一晩あたりの平均)
鼻の手術の前鼻の手術のあと(短期)
出典: Camacho M, et al. Sleep 2015(複数の研究をまとめた解析のうち、使用時間を装置の記録で測った33人の平均)[^8]。鼻の手術で睡眠時無呼吸そのものが治るわけではありません。効果には個人差があります。
手術はどのように行いますか?
鼻の穴から小さなカメラ(内視鏡)を入れて、壁をおおっている粘膜をていねいにはがします。次に、曲がりの原因になっている軟骨や骨を、必要な分だけ取り除いて、壁をまっすぐにします。最後に、はがした粘膜を元に戻します。壁の土台は残すので、鼻の高さや見た目が大きく変わることはふつうありません。
| 術式の区分 | どんな場合に |
|---|---|
| 内視鏡下鼻中隔手術Ⅰ型(骨、軟骨手術) | ふつうの壁の曲がりを直す(標準的な手術) |
| 内視鏡下鼻中隔手術Ⅱ型(粘膜手術) | 粘膜側の処理が中心の場合 |
| 内視鏡下鼻中隔手術Ⅲ型(前彎矯正術) | 鼻の入り口に近いところの曲がりが強い場合(2024年度から保険が使えるようになった手術) |
| 内視鏡下鼻中隔手術Ⅳ型(外鼻形成術) | 鼻の外側の形にもかかわる、強い曲がりの場合(当院では行いません。形成外科と合同で行う施設をご紹介します) |
どの区分になるかは、曲がりの場所と強さによります。診察のときにわかりやすくご説明します。手術当日の流れは全身麻酔の日帰り手術のページもご覧ください。
「クッション」の手術をいっしょに行うのはなぜ?
① 壁が曲がると、クッションがふくらみます。真ん中の壁が曲がると、鼻の通り道に「広いほう」と「狭いほう」ができます。すると、広いほうのすき間をうめるように、クッション(下鼻甲介)が大きく分厚くふくらんでいきます。
② 壁だけを直すと、こんどは反対側がつまることがあります。曲がった壁だけをまっすぐにしても、大きくふくらんだクッションはそのままです。すると、まっすぐになった壁にクッションがぶつかることがあります。その結果、「いままで通っていたほうの鼻が、逆につまるようになった」ということが起こりえます。
③ だから、2つをいっしょに治します。曲がった「壁」をまっすぐにする手術と、ふくらんだ「クッション」を小さくする手術(下鼻甲介手術)を、同じ日に行います。そうすることで、左右どちらの鼻でも楽に呼吸できる状態を目指します。どの組み合わせがよいかは、検査の結果をもとに一人ひとりにご提案します。
蓄膿症(副鼻腔炎)の手術をいっしょに行うこともあります
鼻の奥には、副鼻腔(ふくびくう)という「いくつかの小さな部屋」があります。この部屋に膿(うみ)がたまった状態が、慢性副鼻腔炎——いわゆる蓄膿症(ちくのうしょう)です。
蓄膿症の手術(内視鏡下鼻・副鼻腔手術:ESS)をいっしょに行うのは、蓄膿症を併せてお持ちの方だけです。この点が、クッションの手術とはちがいます。
アメリカの専門医療機関の報告では、内視鏡を使った壁の手術を受けた116人のうち、81.9%の方が蓄膿症の手術もいっしょに受けていました[^12]。この中には、蓄膿症の治療のためだけでなく、奥の手術の通り道をつくるために壁の手術を行った方も含まれます。副鼻腔の病気を多く扱う1施設での数字で、当院での割合ではありません。
① 壁が曲がっていると、カメラや道具が奥まで入りません。蓄膿症の手術では、鼻の穴から細いカメラや小さな道具を入れて、奥の部屋にたまった膿を取りのぞき、きれいに掃除します。ところが、真ん中の壁が大きく曲がっていると、通り道がせまくなります。そのため、カメラや道具が奥まで進めないことがあります。
② だから、壁をまっすぐにしてから掃除します。まず、曲がった壁をまっすぐにして、道具が入る広い通り道を作ります。次に、その道から道具を入れて、奥の部屋をきれいにします。この順番で、2つの手術を同じ日に行います。反対に、蓄膿症の手術を受ける方で見ると、アメリカの保険の記録(初めて蓄膿症の手術を受けた成人97,544人)では、約半数(50.7%)が壁の手術もいっしょに受けていました[^13]。通り道を作るためです。
事前のCT検査(連携する施設で撮影)で、「奥の部屋にも問題がある」とわかる場合があります。そのときは、同じ日にまとめて行うと、あとから別の手術をあらためて受ける負担を避けやすくなります。壁・クッション・蓄膿症の3つの手術を同じ日に行うこともあります。くわしくは副鼻腔炎(蓄膿症)のページをご覧ください。
手術でどのくらいよくなりますか?
アメリカの研究(59人)では、鼻づまりのつらさを点数で測りました。手術前の平均は67.5点。それが手術3か月後には23.1点まで下がりました。つらさの点数が約3分の1になった、ということです。この改善は6か月後も続いていて、点鼻薬などを使う量も減りました[^2]。
鼻づまりのつらさの点数(NOSEスコア・0〜100点、高いほどつらい)
手術前手術3か月後
出典: Stewart MG, et al. NOSE study. Otolaryngol Head Neck Surg 2004(アメリカ・59人の平均)[^2]。手術の効果には個人差があり、全員が同じように下がるわけではありません。
また、質の高い研究があります(オランダ・203人)。「手術をした人」と「薬などで様子を見た人」を、くじ引きのように分けて比べた研究です。
1年後の生活の質(QOL)の点数は、手術をした人のほうが高いという結果でした(点数の差は8.3点)。「壁の曲がりによる鼻づまりには、様子を見るより手術のほうが効く」というのが、この研究の結論です[^1]。
2025年には、3つの試験をまとめて調べた解析も出ています。この「くじ引きの研究」をふくむ、あわせて721人分のデータです。
この解析でも、結果は同じでした。手術を受けた人のほうが、薬などで様子を見た人より、術後6か月〜1年の鼻づまりの点数がよくなっていました[^4]。
イギリスで行われた同じ形の比較試験(NAIROS試験)もあります。この試験でも、手術のほうが、点鼻の薬(鼻噴霧用ステロイド)と生理食塩水スプレーによる治療より有効であることが確認されています[^10]。
ほかにも、91人を調べた研究があります。鼻の症状の点数は、手術前の1.8点から、手術6か月後に0.9点へとほぼ半分になりました。
ただし、鼻の症状がまったくない健康な人の水準(0.4点)までは届かないことも、同じ研究で示されています[^5]。また、術後9か月以上たった長期のデータを集めたレビューもあります。
「満足した」と答えた人の割合は、研究によって69〜100%でした[^6]。
ただし、よくなり方には個人差があります。長い年月の間に症状が戻る方がいることも報告されています[^7]。アレルギーが強い方は、手術のあとも薬を続けることが必要です。手術がすべての鼻づまりを治すわけではありません。だからこそ当院では、最初の検査でしっかり見きわめます。手術以外の治療がよい場合は、そのとおり正直にお伝えします。
手術を迷っている方へ
鼻中隔弯曲症の手術について調べている方の多くが、「本当に受けるべきなのか」「受けて後悔しないか」で迷われています。ここでは、判断の材料になる4つの問いにお答えします。
鼻中隔弯曲症は手術したほうがよいですか?
判断の軸は「曲がりの程度」ではなく「症状と生活への支障」です。手術を検討する段階は、次のような場合です。
鼻づまりが主な症状である。鼻噴霧用ステロイドなどの薬物治療を1〜3か月程度続けても、改善しない。
そして、睡眠の質や日中の集中力に影響が出ている。逆に、健診や他院で「曲がっている」と言われただけで症状がないなら、手術は必要ありません。
イギリスのNAIROS試験[^10]とオランダの比較試験[^1]は、どちらも「臨床的に意味のある弯曲があり、症状がある成人」を対象にした研究です。これらの研究で、手術が薬による治療より有効だったことが示されました。
手術をしなくても治せますか?
壁の曲がりそのものは、薬では治りません。ただし、鼻づまりには粘膜の腫れが重なっていることがよくあります。
鼻噴霧用ステロイドで腫れが引くだけで十分楽になる方がいます。まず1〜3か月、きちんと薬物治療を行います。
それでも残る鼻づまりが、手術の対象になります。大切なのは、順序を踏むことです。
「薬を試さずに手術」でも、「効かない薬を何年も続ける」でもありません。
手術しないとどうなりますか?
鼻中隔弯曲症を放置しても、それ自体が命に関わることはありません。曲がりが年々進行していくというものでもありません。
ただし、鼻づまりが続くと、口呼吸が習慣になります。すると、のどの乾燥、いびき、睡眠の質の低下、日中の眠気や集中力の低下が続きます。
副鼻腔炎や中耳炎を繰り返しやすくなることもあります。鼻づまりは年単位で緩やかに進むため自覚しにくいものです。
そのため、「慣れているから大丈夫」と感じたまま過ごしている場合が少なくありません。
手術を受けて後悔するのは、どんなときですか?
正直にお伝えすると、次の3つの場合です。①鼻づまりの主な原因が弯曲ではなく、アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎だった場合 — 弯曲だけを直しても、症状が残ります。
②下鼻甲介の肥大が強いのに、鼻中隔矯正術だけを行った場合 — 臨床試験でも下鼻甲介手術をいっしょに行う形が組み込まれているのは、このためです。③外から見た鼻の形(見た目)の改善を期待していた場合 — 鼻中隔矯正術は、内側の通り道を確保する手術です。外鼻の形は変えません。
当院では手術の前に、CT(連携する施設で撮影)・鼻内視鏡・アレルギー検査を行います。必要に応じて、鼻腔通気度検査も行います。そのうえで、「鼻づまりのうち、どれくらいが壁の曲がりによるものか」を見極めます。期待できる改善の程度も、具体的にお伝えします。手術をお勧めしないほうがよいと判断した場合は、その理由もはっきりお伝えします。
当院での体制(予定)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 手術をする医師 | 菊地 瞬 医師(杏林大学医学部付属病院 耳鼻咽喉科・頭頸科 講師。鼻の手術の専門家)※非常勤(予定) |
| 麻酔 | 全身麻酔(眠っている間に終わります)。麻酔の専門医が、手術の前の検査から「帰って大丈夫」の判断まで、ずっと担当します |
| 入院 | いりません(0泊)。手術のあとは休む部屋で体調をたしかめて、その日のうちに帰れます |
| 手術の曜日 | 火曜・土曜を予定(平日に休みにくい方は土曜日も選べます) |
費用はいくら?(保険診療の場合)
健康保険が使えます。下の表は、保険診療の場合に窓口で払うお金の目安です(手術代のみ・令和8年度の診療報酬点数にもとづく見込み)。麻酔・検査・薬・再診のお金は別にかかります。
| 術式(保険診療の場合) | 点数 | 3割負担 | 1割負担 |
|---|---|---|---|
| 内視鏡下鼻中隔手術Ⅰ型(骨、軟骨手術) | 6,620点 | 19,860円 | 6,620円 |
| 内視鏡下鼻中隔手術Ⅱ型(粘膜手術) | 2,440点 | 7,320円 | 2,440円 |
| 内視鏡下鼻中隔手術Ⅲ型(前彎矯正術) | 29,680点 | 89,040円 | 29,680円 |
| 内視鏡下鼻中隔手術Ⅳ型(外鼻形成術) | 当院では行いません(形成外科と合同で行う施設をご紹介します) | ||
下鼻甲介の手術などを同じ日に行う場合、お金は組み合わせによって変わります。診察のときに一人ひとりにご説明します。
また、1か月に払う医療費には「上限」があります(高額療養費制度)。上限をこえた分は戻ってきます。
そのため、手術が大きくなっても、実際に払うお金は多くの場合、上限のあたりで止まります。くわしくは鼻の手術費用のページをご覧ください。
リスク(よくないことが起きる可能性)について
安全に気をつけて行いますが、手術である以上、リスクをゼロにはできません。主なものは次のとおりです。
- 出血(鼻血が続く)・血がたまる
- ばい菌が入る(感染)
- 鼻の中のかさぶた・乾燥感、上の前歯や鼻先の感覚の変化——多くは一時的です
- 粘膜どうしがくっつく(癒着)
- 壁に穴があく(鼻中隔穿孔)——まれ
- 鼻すじの形が変わる(鞍鼻)——まれ
- また曲がる・症状が残る
どのくらい起きるのでしょうか。5,639人を調べた大きな研究があります。
なにかしらの合併症が起きたのは100人のうち3〜4人(3.42%)でした。いちばん多いのは出血でした[^3]。
先ほどのくじ引きの研究では、壁に穴があいた人は、手術をした102人のうち2人でした[^1]。起きたときにどうするかも、手術の前に必ず具体的にご説明します。納得していただいてから行います。
手術までの流れ(予定)

鼻の中をカメラで見て、CT(連携する施設で撮影)で曲がりの場所と強さを調べます。

手術の内容・お金の見込み・リスクをご説明して、日にちを決めます。

麻酔の専門医が、体の状態をたしかめます(採血など)。抗凝固薬・抗血小板薬(血をサラサラにする薬)を飲んでいる方は、休薬できるかを処方した先生と相談します。

朝に来院 → 眠っている間に手術 → 休む部屋で体調をたしかめる → その日のうちに帰宅。手術そのものにかかる時間は、約30分〜1時間です。下鼻甲介の手術などをいっしょに行う場合は、もう少し長くなります。ご来院から帰宅までは、おおむね3〜4時間が目安です。

外来に通って、鼻の中の手当てと経過のチェックをします。
※各ステップの写真はAIで作成したイメージです。実際の院内や診療風景ではありません。
手術の日は、麻酔の影響が残るため、ご自身での車・バイク・自転車の運転はできません。公共交通機関を使うか、ご家族の送迎をお願いします。お帰りの際は、付き添いの方とご一緒にお願いします。
手術のあとの経過と、自宅でのすごし方
しばらくは「手術の前より」つまって感じます
手術のあとは、出血をおさえるために、鼻の中に綿やスポンジの詰め物を入れます。詰め物をしているあいだは、空気の通り道がふさがれるので、手術の前よりも鼻づまりが強く感じられます。「手術をしたのに、前よりつまっている」と不安になるかもしれません。でも、これは想定どおりの一時的な状態です。
詰め物が外れたあとも、鼻の中のはれが引くまでは、つまった感じが残ります。鼻の通りを正しく評価できるのは、はれが落ち着いてからです(先ほどご紹介した改善のデータも、手術の3か月後・6か月後に測ったものです[^2])。
当院では、翌日の受診で鼻の奥側の綿を外す予定です(この時点で圧迫感がかなり軽くなります)。1週間の受診で、残りの綿と、壁を支えるシリコンの板をすべて外す予定です。それまでは、鼻の入口に綿球を入れてすごしていただきます。
痛みはどのくらいですか?
50人を対象にした研究があります。鼻に詰め物をした場合、痛みがもっとも強いのは、詰め物のある1〜2日目でした。
10点満点で平均6点前後です。詰め物が外れると日ごとに軽くなり、5日目には平均2.5点まで下がっています[^9]。
当院では、手術当日は痛み止めを決まった時間に飲んでいただく予定です。翌日からは、痛いときだけ飲む形にする予定です。
1週間弱で痛み止めが不要になる方がほとんどです。鈍い痛みは数日で軽くなり、1週間の受診で綿を外したあとはほぼ消えます。
鼻の手術のあとの頭・顔の痛み(0〜10点、詰め物をした方)
出典: Liao Z, et al. Ther Clin Risk Manag 2018(中国・研究全体50人のうち、詰め物をして48時間後に外した25人の平均)[^9]。当院では詰め物の外し方が異なり(翌日と1週間後)、痛みの経過も同じとは限りません。痛みの感じ方には個人差があります。
自宅でのすごし方(術後の注意)
自宅でのケアでは、処方された飲み薬・点鼻薬に加えて、鼻洗浄を毎日続けることがいちばん大切です。鼻洗浄を1日2〜3回きちんと行うと、かさぶたが柔らかくなります。受診のときの処置の痛みも軽くなります。やり方は手術の前に実際にお見せします。
| 手術のあとの症状 | 受け止め方 |
|---|---|
| 正常な経過として前もってお伝えしておくもの | 鼻づまり(止血用の綿と腫れによるもの。綿を外し、腫れが引くにつれて楽になります)/血の混じった鼻汁/頭が重い感じ/においがわかりにくい(1週間の受診まで続くことがあり、そのあと徐々に戻ります)/歯の違和感 |
| すぐに当院へ連絡していただきたいもの | 出血が明らかに増えたとき。目安は、鼻の入口に入れた綿球を5分おきに取り替えなければならない状態が30分以上続く場合です。診療時間外の連絡方法は手術のときにお渡しします |
社会復帰までの目安(時系列)
いつから何ができるかを、受診の日を区切りにまとめました。鼻中隔矯正術と下鼻甲介の手術を同時に行った場合も同じです。
| 時期 | できること・お願いしたいこと |
|---|---|
| 手術当日 | その日のうちに帰宅(ご自身での運転はできません)。鼻の中には止血用の綿と、まっすぐにした壁を支えるシリコンの板が入っています。痛み止めは当日は決まった時間に飲んでいただきます。シャワー・入浴は当日はお休みです |
| 翌日(受診1回目) | 鼻の奥側の綿を外します(圧迫感がかなり軽くなります)。この日から鼻洗浄を1日2〜3回始めます。受診のあとは歩行・外出ができます。デスクワークは翌々日から再開できます。夜からぬるめのシャワーができます。鼻の入口には綿球を入れておいていただきます |
| 翌日〜1週間 | 鼻はかまないでください(垂れてきたら軽くぬぐう。くしゃみは口を開けて)。1週間の受診までは、前かがみ・重い物を持つ・運動・湯船・お酒・たばこ・自転車や車の運転・立ち仕事を控えます。痛み止めは痛いときだけ(1週間弱で不要になる方がほとんど)。次の症状は、この時期の正常な経過です:少量の出血が混じった鼻汁、鼻づまり、頭が重い感じ、においの低下、歯の違和感 |
| 1週間(受診2回目) | 残りの綿とシリコンの板をすべて外し、かさぶたの処置をします。この受診のあとから、次のことを再開できます:鼻をかむ・湯船やサウナ・通常の運動も高負荷の運動も・水泳・運転・立ち仕事や力仕事・お酒・たばこ。鼻づまりや鼻汁の変化を実感し始めるのも、このころです。においは、受診のあと徐々に戻っていきます |
| 2週間ごろ〜 | 飛行機(気圧の変化)は術後2週間ごろから。搭乗の予定がある方は前もってお伝えください |
| 1〜1.5か月(受診3回目) | 飲み薬・点鼻薬は通常ここまで(続けたほうが楽な方は続けます)。鼻洗浄も1か月半を目安に終えます。経過がよければ通院はここで終わりです |
上の表は、当院の目安です。当院の耳鼻咽喉科医が通常ご説明している内容をもとにしています。回復には個人差があります。実際の時期は、診察で鼻の中を確認したうえで、一人ひとりにお伝えします。
鼻中隔矯正術に関するよくある質問
手術は痛くありませんか?
手術のあいだは、麻酔で眠っているので、ふつう痛みは感じません。終わったあとの痛みには、痛み止めの薬を使います。痛みの感じ方は人それぞれなので、手術のあとのすごし方といっしょに、前もってご説明します。
入院しないで大丈夫なのですか?
当院は、日帰りで手術をするための準備を整える予定です。麻酔の専門医がいつもいること。手術のあとに休む部屋があること。「帰って大丈夫」を決める基準があること。手術のあとは休む部屋で体の状態をたしかめて、大丈夫と確認できた方だけ帰っていただきます。入院したほうがよい方には、連携している病院をご紹介します。
仕事は何日休む必要がありますか?
泊まる必要はなく、手術をした日に帰れます。仕事の再開は、当院の目安では次のとおりです。
デスクワークは、翌々日から再開できます。立ち仕事・力仕事は、1週間の受診のあとから再開できます。
手術の翌日と1週間後には、受診が必要です。その日程も含めて、お休みの計画を立ててください。
実際の時期は、仕事の内容や体の回復によってちがいます。診察のときに、一人ひとりにご説明します。土曜日にも手術ができる予定です。
手術のあと、鼻はいつからかんでいいですか?
1週間の受診で綿とシリコンの板を外すまでは、鼻をかまないでください。強くかむと、傷から出血するおそれがあるからです。鼻水が垂れてきたら、軽くぬぐってください。くしゃみは、がまんせずに口を開けてしてください。そのほうが、鼻に圧がかかりにくくなります(止めるのが難しいことは承知しています)。受診のあとは、鼻をかんでかまいません。
お酒や運動は、いつから再開できますか?
当院の目安では、次のことは1週間の受診で綿を外したあとから再開できます。お酒、たばこ、運動(ウォーキングから筋トレ・ランニングまで)、水泳、湯船やサウナです。
それまでは出血しやすいため、控えてください。翌日の受診のあとは、歩いて外出してかまいません。
飛行機は気圧の変化があるので、術後2週間ごろからにしてください。搭乗の予定がある方は、前もってお伝えください。
壁(鼻中隔)は、完全にまっすぐになりますか?
完全にまっすぐな壁になるとはかぎりません。軟骨には元の形に戻ろうとする性質があり、多少の曲がりが残ることがあります。この手術の目的は、壁を見た目に完全なまっすぐへ作りかえることではなく、空気の通り道を広げて、鼻づまりをやわらげることです。曲がりが少し残っても、通り道が広がっていれば、目的は果たせています。
鼻や顔の形は変わりませんか?
ふつうの鼻中隔矯正術は、鼻の中の壁を整えるだけで、壁の土台は残します。だから、外から見た鼻の形が大きく変わることは、ふつうありません。
曲がりがとても強く、鼻の外側の形にもかかわる場合(Ⅳ型)は、形成外科と合同で行う手術のほうが適切なことがあります。その場合は、対応可能な施設をご紹介します。
反対に、外から見た鼻の曲がりも同時に整えたい場合は、別の手術(鼻中隔外鼻形成術)になります。保険適用の考え方も変わります。
「息を通したい」のか「見た目も整えたい」のかで、方針が変わります。診察のときに、ご希望をお聞かせください。
「曲がっている」と言われましたが、症状はありません。手術したほうがいいですか?
いいえ。症状がなければ手術は必要ありません。壁の曲がりは、大人の8〜9割にみられるふつうの所見です[^11]。曲がりそのものを、治すべき異常とは考えません。手術は「曲がりを直す」ためではなく、「鼻づまりなどの症状をとって生活を良くする」ために行うものです。将来のために予防的に手術する、という考え方は、当院ではとりません。
いびきや睡眠時無呼吸は治りますか?
鼻づまりが改善することで、いびきが軽くなったり、CPAPのマスクが使いやすくなったりすることは期待できます。しかし睡眠時無呼吸症候群の主な原因はのどの奥の狭さであり、鼻の手術だけで無呼吸が治るわけではありません。無呼吸が疑われる場合は、まず睡眠の検査を受けていただき、必要な治療を並行して検討します。
手術で声は変わりますか?
鼻は、声の響きに関わっています。そのため、鼻の通りが良くなると、声の響きが変わったと感じることがあります。多くは、鼻づまりによる声のこもり(閉鼻声)がよくなる方向の変化です。声を使うお仕事の方は、大切な本番の予定を避けて手術日を決めることをお勧めします。
手術で命に関わることはありますか?
鼻中隔矯正術で生命に関わる事態が起こることは、きわめてまれです。比較的多いのは、次のようなものです。
一時的な出血、鼻の中のかさぶた、乾燥感、上の前歯や鼻先の一時的な感覚の変化です。まれなものとしては、壁に穴があく(鼻中隔穿孔)、粘膜の癒着、鼻すじが落ち込む変形(鞍鼻)、手術のあとに止血の処置が必要になる出血があります。
頻度は低いもののゼロではないため、リスクと期待できる利益を、手術の前に十分ご説明します。そのうえで、決めていただきます。
下鼻甲介の手術と一緒に受けたほうがいいですか?
鼻の壁の曲がりと、粘膜のはれ(慢性鼻炎・アレルギー性鼻炎)の両方がある方は、2つの手術を同じ日に行うことがよくあります。そのほうが、鼻の通りがよくなることが期待できるからです。必要かどうかは検査でわかるので、診察のうえでご提案します。
蓄膿症(副鼻腔炎)の手術と一緒に受けることはありますか?
蓄膿症を併せてお持ちの方は、蓄膿症の手術(内視鏡下鼻・副鼻腔手術:ESS)を同じ日に行うことがあります。アメリカの専門医療機関の報告では、内視鏡を使った壁の手術を受けた116人のうち、81.9%の方が蓄膿症の手術もいっしょに受けていました[^12](副鼻腔の病気を多く扱う1施設での数字で、当院での割合ではありません)。
壁が大きく曲がっていると、蓄膿症の手術で使うカメラや道具が、鼻の奥まで入りません。そのため、まず壁をまっすぐにして通り道を作ります。
そのあとで、奥の部屋を掃除します。必要かどうかは、事前のCT検査でわかります。診察のうえでご提案します。
においや鼻水はよくなりますか?
この手術でまず改善が見込めるのは、鼻づまりです。においは、手術のあと1週間ほど、綿の影響で一時的にわかりにくくなります。
そのあと、徐々に戻ります。長い目で見ると、7割程度の方で、においが手術の前より改善すると言われています。
ただし、回復をお約束することはできません。まれに、手術のあとににおいが悪くなる方もいます。
鼻水は減る方が多いものの、こちらも保証はできません。「何が良くなる見込みで、何は変わらないか」は、診察のときに正直にお伝えします。
再発することはありますか?
まっすぐにした壁が、また少し曲がったり、症状が残ったりすることはゼロではありません。また、アレルギーが強い方は、手術のあとも薬を続けることが必要です。手術の前の見きわめと、手術のあとのフォローで、その可能性をできるだけ小さくします。
参考文献
参考文献(14件)を読む
- [^1] van Egmond MMHT, Rovers MM, Hannink G, et al. Septoplasty with or without concurrent turbinate surgery versus non-surgical management for nasal obstruction in adults with a deviated septum: a pragmatic, randomised controlled trial. Lancet. 2019;394(10195):314-321. doi:10.1016/S0140-6736(19)30354-X(PMID: 31227374)
- [^2] Stewart MG, Smith TL, Weaver EM, et al. Outcomes after nasal septoplasty: results from the Nasal Obstruction Septoplasty Effectiveness (NOSE) study. Otolaryngol Head Neck Surg. 2004;130(3):283-290. doi:10.1016/j.otohns.2003.12.004(PMID: 15054368)
- [^3] Dąbrowska-Bień J, Skarżyński PH, Gwizdalska I, et al. Complications in septoplasty based on a large group of 5639 patients. Eur Arch Otorhinolaryngol. 2018;275(7):1789-1794. doi:10.1007/s00405-018-4990-8(PMID: 29770875)
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- [^8] Camacho M, Riaz M, Capasso R, et al. The effect of nasal surgery on continuous positive airway pressure device use and therapeutic treatment pressures: a systematic review and meta-analysis. Sleep. 2015;38(2):279-286. doi:10.5665/sleep.4414(PMID: 25325439)
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- [^10] Carrie S, O’Hara J, Fouweather T, et al. Clinical effectiveness of septoplasty versus medical management for nasal airways obstruction: multicentre, open label, randomised controlled trial (NAIROS). BMJ. 2023;383:e075445. doi:10.1136/bmj-2023-075445
- [^11] 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会. Web用語解説集 2024年版 Ver.1「鼻中隔弯曲症」.
- [^12] Chung BJ, Batra PS, Citardi MJ, Lanza DC. Endoscopic septoplasty: revisitation of the technique, indications, and outcomes. Am J Rhinol. 2007;21(3):307-311. doi:10.2500/ajr.2007.21.3031(PMID: 17621814)
- [^13] Hyman MJ, Low CM, Pinto JM, Roxbury CR. Association between postoperative debridement patterns after initial endoscopic sinus surgery and revision endoscopic sinus surgery. Int Forum Allergy Rhinol. 2025;15(10):1156-1159. doi:10.1002/alr.23638(PMID: 40879609)
- 厚生労働省. 令和8年度診療報酬点数表(医科)第2章 特掲診療料 第10部 手術.
鼻づまりが長く続いてお困りの方は、外来でお気軽にご相談ください。壁の曲がりだけでなく、下鼻甲介のはれやアレルギー、副鼻腔の状態まで含めて評価します。
そのうえで、薬と手術の役割を整理し、方針をご提案します。「手術をすすめられたけれど、入院はできない」という方こそ、一度ご相談ください。
検査から日帰り手術、手術のあとのフォローまで、ひとつづきでご案内する体制を準備しています。